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マダニが媒介するとされている病気によって
すでに国内で5人もの死者が出ています。

その病気とは・・・

今回は、今世間を騒がせている
ダニ感染症“SFTS”の実態を詳しくご紹介します。

マダニとは

一般的なダニは小さくてほとんど見えないです。
マダニは通常のイエダニと比べると3倍から8倍もあります。
・イエダニ=0.5ミリ~1ミリ
・マダニ=3ミリ~4ミリ

そして、生き物の血を吸うと1センチ以上、
体重にして100倍以上に膨れ上がるんです。

マダニの生息地は、森林や草地など。
日本各地に分布。

活動期は、春から秋

皮膚にかみついて吸血(数日~10日))。
人が噛まれた場合、気付きにくいと言われます。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

どんな感染症かといえば
2011年に中国で確認された感染症なんですけど、
ダニが持っているウイルスで、
致死率が12%!

中国の研究によるとウイルスを持っている種類は
フタトゲチマダニ、オウシマダニだと報告されています。
これらのダニは日本にも存在します。

日本にいるこれらのダニがウイルスを持っている可能性は
否定できません。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)症状

潜伏期間
刺されてから6日~2週間

症状
発熱、全身倦怠感、腹痛、下痢
頭痛、けいれん、意識障害
出血症状(皮下出血、血尿、血便、下血)

症状が重くなると
血液を固める役割を持ってる“血小板”が減少
ちょっとしたケガで出血→血が止まらなくなる

免疫をつかさどる“白血球”が減少
ちょっとしたことですぐ病気になったり
 なかなか病気が治らないということも。


このウイルスは発見されたばかりなので
ワクチンや抗ウイルス薬は現在のところないです。

患者の血液や体液との濃厚な接触がない限りは
人から人へ感染する可能性は低いと考えられます。

なのでインフルエンザのように飛沫感染や
空気感染の可能性も極めて低いです。

マダニに刺された場合の取り方と対処法

マダニは刺し口が外れないように三角になっています。

もしマダニに刺されたら
無理に取ろうとするとマダニの体がちぎれて
刺し口が体に残ってしまうことがあります。

医療期間で取ってもらうのが良いです。

マダニの予防

実はダニが媒介する病気は“SFTS”だけじゃないんです。
・ダニ媒介性脳炎
・日本紅斑熱
・ライム病

これらに感染する可能性もあるので、
刺されないようにするのが大事。

マダニは人工的に作られた公園にはほとんどいません。
どこにいるかというと、
本当の自然が残っている山などにいます。

だから、自然の山に行く時は気をつけてください。
重要ポイントは
肌をできるだけ露出しないこと!

基本的に夏でも長袖長ズボン。
ズボンの裾は、閉められるものなら閉めておきましょう。
袖もできるだけ隙間がないものを身に着けましょう。
首回りも苦しくない程度にガードしておきます。

茂みをかきわけて入る時は注意!
マダニは哺乳類が来るのを待っています。

葉っぱの裏の先のほうにマダニは集団でいます。
ちょっとでも触れれば付いてしまうのです。

山に行く時は、不用意に茂みや葉っぱの多い場所に
行かないようにするのもポイントです。

飼ってる犬や猫が散歩中に茂みに入ってしまうことが
よくあると思います。


犬や猫がマダニを家に連れてきてしまう可能性があります。
ペットにも注意しないといけません。

行楽シーズンになると
野山に行くこともあると思います。
マダニが潜んで、待ち構えていますので
十分に気をつけてくださいね。




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2013.03.06 Wed l 健康 l top